99%舗装路

主にセロー250(DG17J)を整備した時に更新されるブログ。不定期更新です。

セロー250の前後ブレーキフルードを交換

こんにちは。伊藤です。

点検窓から見えるブレーキフルードが汚れている気がしたので、今回は前後ブレーキフルードを交換しました。

ブログを初めてから何度か交換しているのですが、記事にするのは初めてかも。

 

まずはリアから。

キャリパーガードを外し、ブリーダーバルブにアクセスします。

バルブは黒いキャップでカバーされています。

 

8mmのレンチをかけ、バルブにホースを差し込みます。

使っているホースは、百均に売っている水槽用のホースを切った物。

フルードに対して耐久性は無さそうなので、使い捨てです。

 

次にフルードタンクの蓋を外します。

8mmのネジ2本で外れます。

黒いジャバラのような物も一緒についてくるので、そろっと抜き取ります。

 

新しいフルードを入れたら、バルブから抜き取ります。

自分のやり方は

1.右手でブレーキペダルを数回効かせてから、強めにペダルを下げる

2.ペダルを下げたまま、レンチでバルブを緩めてフルードを排出する

3.必ずバルブを締めてから、ペダルを戻す

4.フルードが減っている場合は補充し、1に戻る

って感じでやっています。

エアが噛まないように、フルードの残量とペダルを戻すタイミングに注意します。

 

シリンジがある場合は、先にタンク内のフルードを吸い取ると時短になります。

もちろん無くても大丈夫です。

 

バルブから出てくるフルードの色が変わったら、交換完了です。

ブレーキがしっかり効く事を確認してからフルードを補充し、蓋をしてリア側は完了。

 

続いてフロント。作業内容は同じです。

リアと同じく、バルブに8mmのレンチとホースをセットします。

ゴムキャップはリアと違い繋がっていないので、無くさないように注意です。

 

2番のプラスネジ2本で蓋を外します。

フロントは角度が変わりやすく溢れる危険性があるので、なるべく水平にしてから蓋を外した方が良いです。

 

蓋はこんな感じで3重構造になっています。

 

リアと同じ方法でフルードを交換します。

レバーが遠いうえに指を使うので、ちょっと大変です。

古いフルードと比べると、随分透き通った色になりました。

点検窓から見て「ちょっと汚れてきた気がする」って時は、大体こんな色になっています。

今回は1年4ヶ月13000kmで交換しましたが、もうちょっと早くても良いかも。

 

あとは規定量までフルードを足して交換完了。

ブレーキがいつもよりもカチッと効くようになった…気がします。

 

ちなみに、今回使ったフルードはヤマハの100mlの物。

この量はセローにちょうど良く、1回で使い切れるので重宝しています。

口が大きく入れにくいので、百均のドレッシングボトルに入れ替えて使っています。

 

それと言い忘れていましたが、バルブに残ったフルードは腐食の原因になってしまうらしいので、ウエスで吸い取っておきましょう。

そう、ブレーキフルードとても危ないヤツです。

塗装を侵すので、取り扱いは慎重に。

水で洗い流せるので、自分はいつも洗車前にフルード交換をするようにしています。

 

難易度が低い割りに何かと気を使う作業ですが、バイク屋さんの工賃はそこまで高くないありません。

ここまで読んでもらってなんですが、迷ったらお店に頼んだ方が良いと思います。