こんにちは。突然ですが最近セローの始動性が悪いです。
たまーにセルボタンを押してもバッテリー付近から「カチッ」という音が鳴るだけで、エンジンが掛からない事がありました。
数回セルボタンを押すと問題無くかかるうえに頻度も少なかったのでしばらく放置していたのですが、エンジンが掛かるまでの回数も頻度も増えてきたので対処しました。
ちなみに症状が出始めたのは5年半7万キロを過ぎた辺りでした。
この手のトラブルは基本的にテスターを使ってバッテリー等を順番に見ていくらしいのですが、調べていると劣化したスターターリレーを交換して直っている事が多いので、私もスターターリレーを交換しました。ほとんど当てずっぽうです。
今回用意したのは純正のスターターリレーアセンブリです。約6000円と安くはありませんが、純正部品、特に電装系は信頼性が1番です。
ちなみに2012年モデルの品番は4YR-81940-02でした。
早速作業開始です。
スターターリレー(以下リレー)があるのはバッテリーの右横なので、とりあえずシートと右サイドカウルを外します。
リレーはバッテリーにプラス線で繋がっているので、念の為バッテリーのプラスマイナス両方外して作業しました。
バッテリーの線はマイナス→プラスの順番に外し、取り付ける時は逆にプラス→マイナスの順番で付けます。
配線作業なんて滅多にしないので忘れがちですが、よくある登山(下→上→下)方式で覚えています。
バッテリーの配線を外すと時計とトリップメーターがリセットされるので、トリップメーターで燃料を計算されている方は注意です。時計の合わせ方は後ほど。
ピンぼけしてますが、左右に30と書かれているのがリレーです。
キャップをめくると配線が2本ボルトで固定されているので外します。
リレー本体はステーに差し込まれているだけなので、ゆすりながら引っこ抜きます。
このステーはプラスチック製で柔らかかったので、横に力を入れすぎるとバキッといきそうです...。
後はカプラーを外せばリレーが分離できます。カプラー側の爪を押しながら外すのですが、なかなか固かったです。
外したリレー(左)と新品のリレー(右)です。下に置いて撮れば良かったですね...。
外した物と新品を比較しても、多少の錆や汚れ以外は同じでした。どうやらこの中身が駄目になるみたいです。
後はボルトや配線を軽く掃除してから、逆の手順で戻していきます(画像は使いまわし)
まずはカプラーの取り付け。外した時はめちゃくちゃ固かったですが、すんなり入りました。
定位置に戻して配線もボルトで繋ぎました。
私はステーに差し込んでから配線を繋ぎましたが、ステーが弱いので締めすぎ注意です。先に配線を繋いでも良いかもしれませんが、それだと差し込むのが面倒くさそうでした。
後は配線を整理してバッテリーをプラス→マイナスの順番で繋ぎます。念の為始動チェックもしておきましょう。
これでスターターリレーの交換完了です!
すでに3000km程走行しましたが、カチカチ音もしなくなり快適です。
セローの時計の合わせ方ですが、
キーオンにしてRESETボタンとSELECTボタンを同時に長押し
↓
時間が点滅するので、RESETボタンで合わせてSELECTボタンで決定
↓
分が点滅するので、RESETボタンで合わせてSELECTボタンで決定
これで合わせられます。セローの時計は狂いやすいので、年1ぐらいで合わせてます。