普段はツーリングマップルを見て行き場所を決めることが多いのですが、今回はyoutubeで見かけて気になっていた林道に行ってきました。
一応林道名もあるのですが、いくつか経由したり不明な道もあるので「ホノケ山周辺」と言うタイトルにしておきます。
ちなみにこの林道を知るきっかけとなった動画はこちらです↓主に福井県の林道を散策されている方で、なかなか見応えがありおすすめですよ。
では本題のツーリングに入ります。今回はちょっと長めです。
日付:2021年10月上旬
車種:セロー250/GP210
前日の天候:曇り時々雨
当日の天候:晴れ時々曇り
まずは日本海沿いを北上し、国道305号線のしおかぜラインへ。風が強いですが良い天気です。この辺りにファミマで適当に昼食。
ホノケ山に行く前に軽く寄り道。おそらく林道杭もあったと思うのですが、狭い集落内だったので写真はこれだけです。
馬借街道と呼ばれる道で、鎌倉時代から使われていたそうです。
地図ではここです。
入ってすぐは狭いです。腰の低いカーブミラーがいました。
少し上がると1.5~2車線になり、明るくてとても走りやすいです。
周りに畑や作業小屋もあるので、普段から地元の方が使われていそうな道でした。
しばらくすると三叉路の突き当りに出ました。
側にある看板と林道杭によると、今の道は林道今泉線でした。
昭和59年度の看板なので、先程のしおかぜラインもまだ有料道路になっていますね。この辺りには越前西部広域基幹林道と呼ばれる非常に長い林道があり、やや分割されているものの総延長はなんと80kmもあるそうです。
私も一部を散策したことがありますが、路面も展望も良いおすすめの舗装林道です。ただし分割区間がある上に支線も多く道を見失いやすいので、走破と言うよりも散策程度の気持ちで行くのがおすすめです。
ここ今泉線もその支線のうちの一つでした。
国道8号線に出たいので、突き当りを右(東)に行き越前西部1号線に入ります。
この道も明るい舗装林道で、たまに展望も開けました。意外と山の上です。
あまりにも気持ちのいい道で、一気に下ってきました。向こうから出てきましたが、こちらが越前西部1号線の起点でした。本当はもう1枚写真を撮っていたのですが、なぜか保存されておらず...。
県道205号線に出てきました。国道8号線およびホノケ山へは右(東)です。
この辺りは絵に書いたような田舎道で、退屈しない程度の優しいワインディングもありました。良い感じの写真ですが、実は道を間違えて左(西)に来てしまいました。天気が良いので大丈夫です。
正しい道で国道8号線に出ると近くに宇佐美があるので、その脇から今回のメインであるホノケ山への道が始まります。
少しだけダートを挟みましたが、ここも走りやすい舗装林道でした。看板はおろか林道杭も見当たりませんでしたが、ここももしかすると越前西部線の一部かも知れません。
左下から合流してくる道がありました。林道桑ヶ谷線とのことですが、車止めがあるので使われてなさそうです。あと指が入ってましたね。
写真には捉えられませんでしたが、少し行くと鹿と遭遇しました。右の斜面と言うか崖を登っていきました。すげー。
この辺りから標高が上がり、たまに左側が開けてきました。良い眺めです。地図を見ていないので予想ですが、左側は南条方面だと思います。
近くに工事標と林道杭がありました。やはり林道でしたね。越前西部線ではなく越前南部線でした。越前西部線と違い○号線と書いてないので、一つの林道だと思います。
この森林基幹道 越前南部線も長い林道で、総延長は18kmもあるらしいです。
ただし現在(2021年9月)は全線開通は未定のようです...。
またぶらぶら走ります。少し曇る時もありましたが良い天気です。道が綺麗で落下物も少なく、見通しも良いのでとても走りやすいです。
しばらく行くとダートが始まり、右に逸れる脇道がありました。地図には載っていませんが、右はこのまま下山しそうなので左に行きました。オフ車が通った痕跡もあります。
ここから少しダートが続きましたが、土が締まっているのでとても走りやすいです。
また舗装路になりました。写真で伝わるかは分かりませんが、かなりの勾配です。良い景色です。ホノケ山の標高が737mらしいので、この辺は500m後半ぐらいだと思います。多分。
何度目かのダートを走っていると、ちょっとした広場に出てきました。展望台、電気設備、三叉路に登山道まであるちょっとした中継地点のようでした。
国道8号線からここまで40分ほどでしたが、せっかくなのでちょっと休憩です。最近水筒と小さいお菓子を持参しているのですが、こういう所に出くわして休憩するのにもってこいです。
水筒片手にぶらぶら周辺を偵察。とりあえず案内図も合わせて現在地です。案内図がなぜかノースアップでは無かったので、大体ノースアップになるように回転しました。
ここは菅谷峠(すげんたんとうげ)と言う峠でした。簡単な字ほど読めませんね。位置的にはホノケ山トンネルの少し南です。
北から南下してきました。
車道ではありませんが、案内図を見たら分かるとおり、この辺りは登山道としても利用されているようです。
展望台に着いた写真の奥です。なかなか印象的な分かれ道です。
道が左右に2本あり、真ん中の階段を上がると頂上まで行けるそうです。
せっかくなので歩こうかと思いましたが、案内図によると頂上まで徒歩30分らしいので止めておきました。
左の道は林道北谷線の終点でした。この北谷線を進むとホノケ山トンネルの東側に出るようです。さきほどの地図の黒丸ですね。この道は冒頭にご紹介した動画でも通られています。
右の道は越前南部線の続きです。地図では途中までしか確認できませんが、今庄まで抜けられるはず...。
ここでどちらに進むか少し悩みました。
左の北谷線に進むと4kmで国道305号線に出られます。
右の越前南部線だと10kmちょっとで今庄に出られる予想です。
体力時間ともに余裕があったため右の越前南部線に進みましたが、半分正解で半分失敗でした...。
右に曲がってすぐの写真です。相変わらずのフラットダートでしたが、柔らかいと言うか砂利が深くて少しハンドルを取られます。
舗装路になりました。なかなかワイルドな道です。木々が生い茂っていてあまり開けていませんが、かなり崖っぷちです。
木々の向こうにこれから行くであろう道が見えます。
2,3枚目の写真が1番高い場所でした。
やや砂利が深めの走りやすいダートなのですが、右が崖なのと斜面の迫力が合わさって少し怖いぐらいでした。
工事標がありました。
まだ越前南部線です。距離は書いてありませんでした。
少し怖いところが終わり、落ち着ける場所に出ました。菅谷峠から15分程度しか走っていませんが、今の区間はかなり高かった印象です...。
ここから緩やかに下っていきます。ここまでの道は左が開けたり右が開けたりと、稜線に沿って走ってる感じがして実に楽しいです。
地図ではずっと1本道だと思っていたのですが、分かれ道が出てきました。真ん中の林道杭の表示はやはり越前南部線でした。微妙な位置に林道杭がありますが、とりあえず右に進みました。
......。
どう考えても使われてませんね。
帰ってきてからグーグルマップの衛星写真でも確認したのですが、道があるものの繋がってなさそうです。
福井県のHPでも確認したのですが、2016年春の地図では工事予定になっていました。5年経つのにまだ手が入ってないので、一筋縄ではいかない事情があるのかも知れません...。
分かれ道まで引き返して、今度は左に進みました。こちらはフラットダートだったので、このまま今庄まで抜けられると思っていたのですが...。
「関係者以外の通行ご遠慮下さい」の看板が。
普段なら大人しく引き返しますが、菅谷峠まで1時間弱かかるうえに禁止ではなく遠慮の立て看板のみだったので通らせていただきました。すみません。
と言うわけで写真は撮らずにササッと下山しました。思惑通り今庄まで抜けられたのですが、今までの爽やかな雰囲気とは打って変わり、暗くて湿気った林道でした。
路面自体はオンタイヤでも何とか走れるチョイ荒れ程度でしたが、とにかく下り勾配とブラインドコーナーが多くてしんどかったです。鹿にも2回遭遇しました。
写真の看板から下山できるまで15分ぐらいでしたが、今までの行程より疲れました...。それと、出口にも同様に「ご遠慮下さい」の看板が立っていました。
私が言うのもなんですが、これから来られる方は菅谷峠から北谷線に入るか、適当なところで引き返したほうが良いと思います。
ようやく今庄の端の方に出てきました。
北陸道沿いのあぜ道です。少し久しぶりの舗装路でほっとしました。
せっかくなので栃の木峠経由で帰路に就きました。この峠はたまに通るのですが、中ぐらいのトラックが走ってるのでびっくりします。
栃の木峠から余呉までの何もない区間を抜けて、最後は賤ヶ岳SAのぷらっとパークで休憩して帰りました。久しぶりにしっかりツーリングできて楽しかったです。