足の痛みも多少マシになってきたので、そろそろセローを直していくかな~って事でまずは現状確認。
ちなみに小さいクレバスで左側に転けました。
Fフェンダーは擦り傷ぐらい。おまけに元から傷がいってたのでそのまま。
ハンドガードはちょっと痛そうな感じ。
転けた時に下側に結構ズレていたので、これが無かったらもっとダメージが大きかったかも知れません。
ここは気になったら交換しようかな…。ハンドガードって左右別々で売ってくれたら良いのになぁ。
ステップとペダルは傷だけで、折れた曲がったも無し。
まだ記事にすらしてないサイドスタンドプレートは安物なんですけど、これも傷だけで意外と頑丈でした。
下側のチェーンガードは若干内側に曲がってしまいました。
微妙にチェーンと当たった跡があったので、スイングアーム側の取り付け部分を裏から叩いて修正しました。
曲がりやすいし戻しやすいのですが、何回もやってると捥げてしまいそうです。
それとアクスルシャフトのナットが若干削れてしまったので、次にタイヤを外す時に交換予定です。
あとはミラーとか外装の小傷は省略…。
そして今回1番ダメージが大きかったのがこれ。
アドベンチャースクリーンが結構ガッツリいきました。
ステーも左側が押される形でぐんにゃりしてます。
このアドベンチャースクリーンって新品で20000円ちょっと、スクリーンだけでも10000円します。中古品でも14000円前後と8000円前後ほど。
程度の良い中古品もなかなか出てこないし、まずは自分で直してみるか~と言うわけで、今回はタイトル通りアドベンチャースクリーンの修理です。
とりあえずステーから直します。
もしかしてズレてるだけかも?と思い1度脱着しましたが、やはり歪んでいます。
メーター上のバーが傾いているのは確実として、他の部分はと言うと…
ライト上のバーは接地した跡があるものの、ほぼ衝撃は加わってないし歪みも無し。
スタックバーの横は無傷ですが、スタックバーとステーが当たっています。
スタックバー自体は歪んでませんでした。
やはりスクリーン越しにメーター上のバーが押されて、そこから全体が右手前側に歪んでいる様です。
つまり直すのもここから始めます。まぁ直すって言っても
ひたすらプラハンで叩く!叩く!叩く!それだけです。
ビフォー
アフター
おぉ…意外と戻りました。まだ微妙に歪んでる気もしますが、どうせ元には戻せないので90点ぐらいで妥協します。
スタックバー横は叩きにくかったので、当て木をして叩く!叩く!叩く!
ビフォー
アフター
う~ん、ほぼ変わりませんでした。
もう何を目指せば良いのか分からないので妥協します。
続いてスクリーンの修理。
左の取付穴から左側がかなり傷だらけで、1番深いところは傷どころか抉れてます。
割れとかヒビはありませんが、多少は変形もしてそうです…。
この傷を消すのに耐水ペーパーとコンパウンドを用意しました。
荒めのヤスリで削って傷を均す→番手を上げて磨き傷を均す→番手を上げて……と言った感じで徐々に傷を細かくしていき、仕上げにコンパウンドで磨くって方法です。
傷の深さによって番手は変わりますが、今回は結構ガッツリいったので240番から削っていきます。削るときはなるべく縦横斜めに満遍なく、かつ円を描かないようにすると良いらしいです。
240番で30分ほど削ったところ。
1番深い抉れはさすがに無理ですが、おおむね綺麗に均せました。
この段階ではまだまだ磨き傷だらけで曇っているので、ほんとに綺麗になるのかちょっと不安になります…。
続いて400番と800番で削ります。
30分ほど削ると若干透明っぽくなったような気がします。
1200番と2000番でまた30分ほど削ります。
明らかに透明に近づいてきたものの、まだまだ磨き傷だらけです。
次はコンパウンドを使うのですが、疲れて指がピクピクしてきたので翌日に持ち越し。
それと、この手の作業をするときはマスキングテープ等で綺麗な部分を保護するらしいのですが、境界線がくっきりしそうなので今回は保護無しでやってます。
翌日。磨き傷をコンパウンドで綺麗にしていきます。
コンパウンドはちょっと臭いので、しっかり換気したほうが良いです。
まずは細目から。綺麗な柔らかいウエスにつけてひたすら磨きます!
ここからはスクリーン全体を磨いていき、極力境界線を作らないようにします。
磨くこと1時間弱…
まだ曇っているものの、かなり透明になりました。
1番深い抉れはそのままですが、他の傷はもう分かりません。
次に中細で磨きます。
30分ほど磨くとかなり綺麗になりました。もう透明と言っても良いほどです…!
最後に極細で仕上げます。
縁が若干甘いものの、ほとんど綺麗になりました。
このスクリーンはそもそも小傷が入っていて85点ぐらいの物だったので、少なくとも80点までは綺麗になったと思います。
最後にステーに取り付けて終了です。
ビフォー
アフター
こうやって見比べると、かなり綺麗になりましたね。
スクリーンもステーもまだ微妙に傷とか歪みはありますが、一応完成です。
後は乗った時に気になったら直せば良いでしょう。
いや~一時はなかなかの出費になるかと思いましたが、意外と直って良かったです。
セローの頑丈さを改めて知ることになりました。