99%舗装路

主にセロー250(DG17J)を整備した時に更新されるブログ。不定期更新です。

セロー250にキジマのグリップヒーター取り付け

こんにちは。伊藤です。

毎年買おうと思いつつ見送っていたグリップヒーターですが、今年はついに購入しました。選んだのはキジマのGH08です。

スイッチ一体式と別体式で悩んだのですが、グリヒの操作性より誤操作が嫌なので別体式にしました。

ハンドガードを着けているので、グリップ長は115mmにしました。

 

後は配線を作るための小物類。エーモンのリレーを使い、バッテリーから電源を取ります。

配線コード(0.75sq)、ヒューズ/ホルダー、ヒューズ電源、電工ペンチ。

 

このまま配線作りへ。リレー作動用の青線に、ヒューズ電源を取り付け。

これをヘッドライトのヒューズと入れ替える事で、キーオンでリレーが作動するようになります。

中には5Aの管ヒューズが入っています。

 

電装品(グリヒ)作動用の赤線に、ヒューズホルダーを取り付け。バッテリーに接続するので、クワガタ端子も。

リレーが作動するとここが繋がり、バッテリーからグリヒに給電されます。

 

リレー用のアースを黒線に取り付け。どこに繋ぐかは未定なので、まだ端子は付けていません。

 

最後にグリヒのプラスを黄線に繋ぎ、配線は完成です。キーオフだとバッテリー→グリヒは繋がっていませんが、キーオンにするとヘッドライトヒューズからリレーに通電し、バッテリー→グリヒが繋がる仕組みです。

自分も見様見真似で作っているので、詳しくは調べてね。

 

取り付け前に通電テスト。前記事と同じ流れでバッテリーの配線を外します。ヘッドライトヒューズとリレー作動用ヒューズを入れ替えます。左側がプラスなので、左側に配線が来るように取り付け。

電装品用の電源はバッテリーのプラスと共締め。

 

アースはシート下の転倒センサーのステーと共締めしました。ごちゃごちゃしていますが、とりあえず接続完了。

 

キーオン時のみ作動するようになりました。一安心。

 

次にグリップを取り付けるため、元のグリップを取り外します。ハンドガードを取り外し、グリップの隙間からマイナスドライバー&パーツクリーナーでグルっと1周剥がすとあっさり取れました。

この時に気がついたのですが、スロットルを回すと微妙にジョリジョリ感が…。

ケーブルが劣化しているのか、はたまたゴミが噛んでいるのかは分かりませんが、嫌な感触です。

どちらにしろ部品は持っていないので、とりあえず作業続行です。

 

綺麗にしたスロットルに接着剤を薄く塗り、予め温めておいたグリップをぐりぐり押し込みます。

厚み調整用のテープも付属していますが、かなりキツかったのでそのまま取り付けました。

ちなみに自分のセローはYZ系のスロットルコーンに交換してあります。

 

グリップ長120mmと悩んでいたのですが、115mmでちょうど良い長さでした。

 

左側も同様に取り付け。こちらも調整テープは使っていません。左側はハンドガードに当たっても良いので、120mmでも良さそう。

 

スイッチも仮り付けします。左のステーをスイッチに付けてから、輪っかのステーでハンドルに共締めします。プラスの1番と2.5mmのヘックスレンチが必要です。

この取り付けが地味にシビアで、ハンドルがちょっとでも曲がってる部分だとボルトが入りませんでした。

 

とりあえずこの位置に。配線がなかなか太く、取り回しの自由度は低めです。

 

後はひたすら配線を通します…。スイッチと左右グリップのカプラーを一旦外し、他の配線と同じように、メーターとトップブリッジの間から通しました。

メーターをずらさないと駄目かなーと思っていましたが、ぐにぐにやってたら意外と通りました。

スイッチのカプラーだけ少し大きいので、先に通すのがコツです。

 

小物入れに収納したかったのですが、スイッチのカプラーの位置が悪く収まりません。グリップのカプラーはなんとか収まりそう。

スイッチをハンドル中央部に動かせば良さそうですが、さすがにそこは操作性を優先します。

 

結局前側はこんな感じになりました。グリップのカプラーは小物入れに、スイッチのカプラーは収まらなかったので、ハーネステープでぐるぐる巻きにしておきました。

余ったケーブルは工具入れとバンドで共締めし、フレーム上部に添わせながらバッテリー側へ。

 

地味に収納に悩むリレー。ネジ留めはできないので、潔く切っちゃいます。

 

スターターリレー右のカプラーを一旦引き抜き、その下に滑り込ませます。良い感じに狭いので固定しなくても動きません。

 

バッテリー周りの配線も極力綺麗にまとめました。

ヒューズボックスは微妙に閉まらなくなったので、テープで誤魔化しました。

 

配線の取り回しはこんな感じに。写真ではタンクの下に垂れていますが、インシュロックでまとめる過程でほとんど平行に通ってます。

 

小物入れとカバー2枚も無事に付きました。スイッチのカプラーだけ入らなかったのがちょっと残念です。

 

後はハンドルを左右に切り、様子を見ながら配線を縛ったら完成です。

 

100kmぐらい試走してきたインプレ。

普通のインナーグローブ+メッシュグローブ着用です。この日は夕方から乗ったので気温20度。メッシュだとちょっと冷える気温ですが、グリヒの1番低い温度でもかなり温かくなります。

汗ばむどころか低温やけどしそうなぐらいなので、基本オフでたまに点ける感じでした。

山間部に入ると気温は15度に。直接風が当たる部分はさすがに冷えますが、内側はレベル1でもかなり温かいです。

念のために冬用グローブも持ってきていましたが、結局メッシュのまま走れるぐらいでした。

レベル1でこれなので、発熱量は必要十分ですね。

 

操作性も悪くなく、若干グリップが太くなるものの許容範囲内です。自分の手が大きいのもありますが、ちょっと走れば慣れました。

素材のグリップ感も良好で、表面がちゃんと手に食いついてる感じ。

ただし普通のグリップと比べると硬めなので、手に伝わる振動は増えます。1日何百キロも走ると違ってくるかも。

あとはエンド部のリブが出っ張りすぎるのが気になりました。やっぱり120mmが正解だったかも知れません。まぁこれも慣れれば大丈夫な気がします。

スイッチのクリック感も程々にあり、初期の使用感は良い感じです。

また春頃にインプレを書きます。

 

書きました。