今回はセローのリアブレーキディスクとパッドを交換しました。
ディスクの使用限界値が4mmなのに対して、7万キロ使って3.9mmまで減らしてしまったので、もう少し早く交換するべきでしたね。
パッドは1万kmほど前に交換したばかりだったのですが、すり減ったディスクで使っていた物を新品のディスクで使うのはちょっと気が引けるので交換します。
交換する部品はこちら純正リアブレーキディスク:5XT-2582W-00
純正ブレーキディスクボルト(×3本):90109-08082
ハイパーシンタードパッド:72444
ブレーキディスクがほぼ1万円と意外と高かったのですが、性能も耐久性も不満は無いので純正で。何よりケチって変なの引いたらやばい部品なので。
パッドは通販サイトにもよりますが2000円前後です。ボルトは120円ほど。
使用した工具必要なサイズは19/22mmとヘックス4/5/6mm。各種ケミカル類と、写っていませんがトルクレンチも使いました。
リアホイールを外す必要があるので、車体を上げる前に硬いボルトを緩めておきます。アクスルシャフトとスライドピン、一応ディスクボルトも。
ディスクボルトは初めて緩める上にロック剤も塗布されているので不安でしたが、問題なく緩みました。
アクスル→ボルト22/ナット19mm スライドピン→ヘックス5mm ディスク→ヘックス6mm キャリパーカバー→ヘックス4mm
リアホイールを外してパッドも取り外しました。
今回はディスク交換がメインなのと、この記事を読まれてる方はパッド交換はしたことありそうなので割愛しちゃいます。
スライドピンとピストンを軽く掃除しました。と言うかそろそろOHした方が良いかも。まだまだ残りのあるパッドは綺麗にして保管しておきます。
ピストンを戻す前に、ブレーキフルードの量もチェックしておきましょう。
パッドもディスクも新品にするので、場合によっては上限を超えてしまうかもしれません。
そういう時は100均に売ってるシリンジとかでちょっと吸い上げればOKです。
グリスアップして組み付ければ、パッド交換は完了です。
次はメインのディスク交換です。どのボルトも固着せずに緩みました。
外したボルトにはロック剤がついてましたが、ネジ穴は割りと綺麗だったので、パーツクリーナーとブラシで掃除だけしました。
ロック剤のカスがもっと残ってる場合、タップを使って綺麗にしたほうが良いらしいです。
外したディスクと新品の比較。外した方はレコード盤みたいにいくつもの線が入っており、均等に摩耗してないのが分かります。
できるだけ真横から見た写真。写真で伝わるか微妙なところですが、内側より外側のほうが摩耗しており、パッドの当たらない1番外側は縁になっています。
これは内側と外側の回転半径の差によって起こることなので正常だと思います。多分。
ちなみに裏表ですが、ボルト穴のとこの縁が処理してあるのが外側(スイングアーム)で、切りっぱなしのほうが内側(ホイール)です。
新品のボルトにネジロック剤をつけて、規定トルクで締め付ければ完了です。
ブレーキ関係を触ったあとはピストンとパッドが接触してない状態なので、乗る前に必ずブレーキをかけておきましょう!
ディスクとパッドを同時交換すると最初はびっくりするぐらいブレーキが効かないので、そのつもりで慣らし運転をします。
しばらく乗ってみた感想ですが、ペダルの踏み加減が少し浅くなった気がする…程度の違いでした。
消耗品の交換なので、体感できないレベルがちょうど良い交換時期だと思います。