この前記事にした通り、ヘッドライトバルブをLEDに交換しました。
用意したのはデイトナのプレシャスレイZで、より電球色に近い4500Kです。
あんな話をしてた割りに比較的リーズナブルなやつですw
新商品なのでレビューは少ないですが、セローオンリー本で紹介されていたのが気になったのでこれにしました。
ちなみに今付いているのは以前交換したH&Mマツシマのちょっと明るいやつです。
取り付け
まずはフロントフェンダーを取り外します。10mmのボルト4本、突起4箇所で留まっています。
ついでにブレーキホースのステーのボルトも外しておきます。8mmです。
この2つは取り外さなくても一応できますが、外したほうがスペースを広く取れます。
アドベンチャースクリーンを付けている場合は、スクリーン下の銀色のバンドも緩めます。7mmかマイナスドライバーです。
ゴムのステーで留まっているウィンカーを抜き、ヘッドライト横のボルトを外します。ヘックス5mmです。
アドベンチャースクリーンを付けている場合は、アッパーブラケットのボルト2本も外します。10mmです。
あとはライトをガバっと前にお辞儀すればバルブにアクセスできます。
スクリーンを付けている場合は同時に動かすべし。
カプラー、防水キャップ、バネの順番に外すとバルブが取れます。
発光面に手の脂がつくとそこが焼けてしまうので、絶対に素手で触らないように!
LEDバルブとハロゲンバルブ(社外品)の比較
ヘッドライトに出る前部分の形は全然違うけど、長さはほぼ同じ。
この発光する部分が前に出ると配光が微妙になりやすいらしいが、とりあえず大丈夫そう。
後ろはLEDのほうが1cmほど長く若干太め。
あとは逆の順番で戻していくだけですが、防水キャップがキツくて入りません。
さっきの後ろの部分が3mmほど太くなったのが原因だろう。
キャップの真ん中を指でグリグリ押したらなんとか入ったけど、経年劣化でカチコチになってると更に厳しいかも知れません。
無事に収まったヘッドライト。先端が若干黒くなったぐらいで、外見はほぼ同じ。
ハロゲンとLEDの比較
軽く試走して比較用に写真も撮ってきましたが、懸念してた配光問題が...。
比較対象は純正ではなく社外品なのと、同じ場所で同じ条件で撮ったわけではないのであしからず。
比較写真はすべて上がハロゲン、下がLEDです。
まずは色味から。電球色の4500Kにしましたが、やはりハロゲンと比べる白い。
普通のLEDと比べるとほんの少し黄色い気もしますが、色味を期待するのはおすすめできません。
おまけにこのハロゲンは純正より若干白いクリアなので、純正から交換するとなおさら白く感じられそうです。
ロービーム
ハロゲンは真ん中を中心に満遍なく照らしてくれますが、光量はやや不足気味です。
対してLEDの光量は申し分なく、明るい部分はくっきり分かります。明るい部分は。
配光が微妙で、ハロゲンとは逆に真ん中が暗く感じます。
おまけにその左右はやや斜め上を向いている感じで、これでは光害野郎になってしまいます。
横への広がり方はおおむね良好なものの、やはりムラがあります。
真ん中の照らし方を考えると光軸を上げたいのですが、左右の照らし方は逆に下げたい微妙な配光になりました。
ハイビーム
ハロゲンは奥の方もしっかり照らしつつ、手前もそこそこ明るいです。
左右の見やすさもそこそこ良く、ハイビームに関してはハロゲンでも全く不満はありません。
LEDは奥のほうがとても明るいです。ハイハイビームぐらいあります。
逆に手前と左右の光量はやや不足気味で、奥を集中して照らすような感じになりました。
ついでに外から見たロービームも撮りました。
こうやって見るとハロゲンとLEDの違いがよく分かります。
ハロゲンは光量そこそこでムラがありません。
LEDは明るい反面、ムラがあります。
おまけに対向車から見た時はちょっと迷惑なので、夜だとハロゲンのほうが良いです。
逆に昼間はそこまで気にならないので、こちらのアピールには良いかも知れませんが...明るいときしか乗らないと言うのは現実的ではありません。
光軸を調整しつつしばらく乗ってみますが、気になるようならハロゲンに戻そうかな...。やはりセローにLEDは難しいです。
追記
結局ハロゲンに戻した後、他のLEDバルブを取り付けてみました。