純正マフラーの見た目は好きなのですが、もう少し刺激が欲しいのでビームスのパワートレックマフラーを購入しました。
マフラー本体、バンド、説明書、保証書、あと純正のガスケットも付属していましたが、エキパイをパワーボックスに交換してあるので使っていません。
ステッカーとか入ってたら嬉しかったな。
以下雑談してから取り付けとインプレ
現在はSP忠男のエキパイ+純正マフラーを使っていますが、それ以前はSP忠男のスリップオンマフラーを使っていました。音質、性能、軽さには満足していたのですが、最近見た目が気に入らなくなってきたのです......。買った時はそうじゃなくても、一度気になってくるとずっとモヤモヤするので純正に戻しました。
やはり見た目だけは純正マフラーと言うか、カバーがある方がしっくり来るんですよねぇ。ノーマルやオフ向けにカスタムされた車両ならまだしも、私のセローみたいにごちゃごちゃしてると純正のほうがバランスが良いのです。
見た目だけはね。
40km以上の伸びの無さとエンブレの強さ、そしてこの音はちょっと物足りません。
音が大きければ良いってわけじゃないし、FMFみたいなパンチの効いた音も趣味ではありませんが、社外マフラーの後だとあまりにも物足りない。
社外マフラーだけどうるさすぎず、かつ純正っぽい見た目で選んだのがパワートレックマフラーでした。
取り外し&取り付け作業時間:約30分 取り付け難易度:だいたい簡単
使用工具
+ドライバー
ヘックスレンチ6mm
3/8ラチェット+スピンナーハンドル
ソケット10/12/ヘックス5mm/エクステンション(短)
まずはシートと右サイドカバーを外します。
シート裏は定番の蝶ボルトに交換していますが、純正だと10mmだったと思います。
右サイドカバーは六角5mm。次にマフラー本体のボルト(前後)とジョイントバンドを外します。
順番としては全体を緩める→ジョイント→本体前→本体後ろで外しました。
後ろ側のボルトを外すとマフラーが落ちてきますので、支えながら外します。純正だけあってずっしりと重いです。
本体前→10mm 本体後→六角レンチ6mm。ジョイントは交換してあるので分かりませんでした。
カバーの+ボルト5本を外します。意外と硬かったです。
他の社外マフラーだと不要な作業ですが、ここを流用出来るのがパワートレックマフラーの1番の売りでしょう。
カバーと本体の間に樹脂っぽいワッシャーが挟まってますので、これも流用します。
本体側に張り付いてる場合もあります。必ず5つ揃えましょう。
私は交換してから1つ忘れてるのに気がついて、やり直すはめになりました。悲しい。
それとここで1番時間がかかったのですが、このカバーの取り付けが少し面倒でした。
カバー自体に少し柔軟性があって反ったり捻れたりするので、具合を確認しながら均等に締め付けていきましょう。先にワッシャーとボルトを少しねじ込んでから付けるとやりやすかったです。
カバーを取り付けました。他の社外マフラーと違い、カバーを付ける前に必ずパーツクリーナーと綺麗なウエスで脱脂をしておきましょう。
あとはジョイントバンドを通してからエキパイに差し込みます。上のようにフレームとバッテリーの間からアクセス出来るようにすると
こんな感じでサイドカバーで隠せるのでおすすめです。
付属のバンドのボルトが長すぎて、締めていくとディープソケットでも干渉してしまいます。ちょっとマイナスポイント。
後はマフラー後側のボルトを取り付け、カバーやらシートやらを戻して終わりです。ちなみにマフラー前側の取り付け部分はなく、後側のみでした。軽いから大丈夫なのかな?
レビュー見た目
1番好みが分かれるところです。純正カバー流用なのが私はとても好きです。
エキパイ真っ青!みたいなのは趣味じゃないのですが、このエンド部分ぐらいなら主張しすぎないので良いと思います。焼き色無しがあればそっちを買うけどね。
マフラー本体はステンレス製なので、茶色に焼けてきたらまた見た目が変わるかも。そうなったらより一体感が出るかも知れません。
あと排ガスがウィンカーやテール、ナンバーにほとんど当たらないのも嬉しいポイント。
乗った感じ
やっぱり社外マフラーは楽ちんですね。
全域でトルクアップ!とまではいきませんが、良い感じにスルスルッと乗りやすくなります。ドンツキ感が軽減されています。
重量的には2kg弱軽くなっていますが、乗ってたらほぼわかりません。
音
まずは公式チャンネルの動画をご覧ください。
こんな感じでうるさすぎない歯切れのよい低音です。
アイドリングは純正の2割増ぐらいの音量で、閑静な住宅街や屋根付き駐輪場とかでもなければ気にならないと思います。
巡航中もしっかり消音されています。静粛性が高いと言われるSHOEIのZ7を被っていても全く気にならない音量です。
加減速時もダララララッと歯切れのよい音なのですが、ここがちょっと期待はずれ。
思ったよりパタパタ音が気になると言うか、ちょっと疲れる音質が混ざってる感じでした。
特に3速2速でエンブレを掛けたときにバラララッという音が混ざってます。
こんなのもう聞いてられない!ってほどでは無いので慣れると思いますが、ここがちょっと不満ポイントかな。
後は概ね満足しています。星4つ半ってとこでしょう。
おまけ
純正マフラーとSP忠男スリップオンとパワートレックの比較
※エキパイは全てSP忠男パワーボックスです。
見た目
個人的には純正とパワートレックが好きです。と言うかカバーの有無が大きいです。
忠男もカバーは付けられないにしろ、せめて長さが同じぐらいなら尚良かったんですよね。あとはエンド部分の形も。オフ車もといアップマフラーはウィンカー避けるの大変そうだなと思います。
乗った感じ
これは忠男が一歩リードしてて、僅差でパワートレックです。
巡航中は忠男もパワートレックもそう変わらないのですが、忠男は各ギアの繋がりが良くてスムーズさに優れます。パワーボックスとの合せ技ですね。
純正は抜けが悪く感じますが、1速2速が扱いやすいから二足二輪で登るには良いのかも。この辺はコンセプト通りですね。
重量は純正が1番重くて約4.8kg。パワートレックが約2.9kg。忠男が約1.8kgです。乗ってるときはほとんど重量差を感じませんが、数字にしてみると忠男の軽さが光ります。
音
とにかく静かな純正マフラー、しっとり低音の忠男、さっぱり中低音のパワートレックって感じです。
音量はパワートレック(84db)>忠男(82db)>純正(80db)です。
純正から忠男に交換するとはっきり音量の違いが分かりますが、そこからパワートレックにしてもそこまで差は無いように感じました。
やっぱり加減速時のバララララッて音だけは少し気になります…。
総評
見た目が気にならないならSP忠男のスリップオンがおすすめです。
正直なところ、あまりにもパワートレックのパタパタ音が気になるなら戻すかもしれません。
察しの良い方はもうお分かりかと思いますが、排気漏れしてました。
また後日記事にします。しました。