こんにちは。伊藤です。
暑いのもマシになってきたので、昼間にぶらぶらしてきました。今回行ったのは滋賀県の多賀町近辺で、以前から気になっていた舗装林道を何本かハシゴしてきました。
久しぶりにちょっと長めのツーリング記事です。
時期:2022年8月下旬
車種:セロー250/GP210
前日の天候:曇り
当日の天候:晴れ時々曇り
まずは湖岸道路を北上し、そこから道の駅奥永源寺渓流の里を目指します。
市街地はまだまだ暑かったのですが、山の中に入ると涼しいです。
湖岸道路から奥永源寺へのルートですが、県道26号線に入り、市辺駅の前を右折すると比較的スムーズに走れるのでおすすめです。
道の駅はそこそこ賑わっていたので、写真は無し…。林道に行きます。道の駅から少し戻り、県道34号線に入ります。
地図では赤ピンの位置です。
林道 多賀永源寺線と言う綺麗な舗装林道を走ります。
おおむね1.5~2車線の広さがありますが、ところどころ狭いです。
いくつか集落を抜けると右に分かれ道。
今回はそのまま進みますが、右に行くと林道 御池線と言うなが~い舗装林道があります。自分も1度行ったことがあります。正直見どころはありませんけどね…。
この道は木地師街道と呼ばれ、かなり歴史のある土地だそうです。
自分はこの手の話には明るくないので、詳しい事は調べてみてね。
そのまま走っていると、ちょっと珍しいものがあります。酷道マニアなら大好き(?)な洗い越しです。
水量こそ少ないものの、綺麗な石畳に標識まであります。
洗い越しの先に分かれ道。多賀永源寺線の続きは右なのですが、工事のため通行止めでした…。
仕方ないので直進して、県道229号線の百済寺甲上岸本線を進みます。
特に見どころは無かったので割愛…。一気に山を下りてきました。綺麗な田園風景です。ここから少し北上し、国道306号線を三重方面に走ります。
途中にある脇道に入ります。
ここからが今日の主役、林道 権現谷線です。権現谷林道の終点と書いてあります。
そう言えば、グーグルマップで見るとここは時山多賀線と表示されていました。国道みたいに重複区間なんでしょうか?わかりません。
とりあえず先に進みます。1~1.5車線の舗装林道です。
舗装自体は綺麗ですが、細かく波打ってるような段差がありすごいガタガタします。
写真はありませんが落下物がわちゃわちゃしている箇所もあるので、乗用車ではちょっとしんどいかも…。小さめのクロカン車なら余裕でしょう。
左に脇道がありました。結構な傾斜で、歩いて先を見ると作業道っぽかったのでスルーです。
草藪の中に右矢印の看板がありました。まだ新しくて綺麗なので、作業車用の案内っぽいですね。
ちょっと落石が怖いですが、良い感じの舗装林道です。
しばらく走ると分かれ道。左はやや下り、右はそこそこの上り坂です。
右は時山多賀線で、この先には滋賀と岐阜の県境にある五僧峠があります。
今回は左の権現谷線に進みます。
ここで権現谷線と時山多賀線の重複区間が終わるみたいです。多分。
ちなみに地図ではここです。五僧峠はすぐそこでした。
ちょっと走ると左に脇道。権現谷線の続きは直進なので、このまま進みます。
地図で確認すると、左に行っても似たような場所に出るみたいです。工事看板はありますが通行止めとは書いてありませんでした。
割りと綺麗で明るい舗装林道です。
相変わらず落石が多めですが、左右に避けてあるので作業車が通っているのかも知れません。遭遇はしませんでしたけどね。
右に脇道がありました。白谷林道と言う川沿いの道でした。
調べてみるとそこそこ有名な林道らしく、大半がダートのピストン林道とのこと。
今回は通行止め看板にチェーンも張ってあったのでスルー。
それにしてもこの道、程よくアドベンチャー感がある良い舗装林道です。
山奥の割りに日も差しているし、落下物も減ってきて走りやすいです。
しばらく川沿いを走っていますが、全く水が流れていないのと落石がゴロゴロしているのが印象的です。
先に進みます。段々と道幅が狭くなり、崖が迫ってきました。
かなり細い渓谷です。左右に崖が迫ってきて、なかなか迫力があります。
たまには縦の写真も。
元がどういう地形かは分かりませんが、よくもまぁこんな道を作ったものです…。
だいぶ下ってきました。いつの間にか川に水が流れています。
集落が見えてきました。
山の中で楽しくも心細い感じと、久しぶりに人の営みに触れた安心感のギャップがたまりません。
そのまま抜けると県道17号線に出てくるので、ぐいっと右折します。2枚目の右奥から出てきて、左奥に進みます。
地図ではここです。
そこそこ広めの舗装林道で、多賀醒井線とも呼ぶらしいです。
舗装自体は綺麗ですが、奥に入るにつれて趣が出てきます。
集落跡をいくつか抜けると、道幅が狭くなってきました。
土や苔のせいもありますが、元の道幅からしてかなり狭いです…。
普段は誰も通らないんだろうな~と思っていると、まさかのセロー乗りとすれ違いました。向こうも同じことを思っていたかも知れませんw
その奥にはまた集落跡がありました。この辺りは集落跡が多く、写真の場所は男鬼(おおり)集落です。
居住者はいませんが、最近は大学生の方が復興活動をされているみたいで、朽ちて荒れている雰囲気はありませんでした。
とは言っても自分は集落跡や廃村は苦手なので、写真はこれだけにして、後はささっと通り抜けました。
少し先、左に神社がありました。比婆神社と言う神社です。
奥の方に道が続いてますが、さすがに行く気にはなりませんね。
それにしても苔が多いです。そこまでヌルヌルしてませんが、コケたくないので走れるラインは狭くなります。コケだけにね…。
右に分かれ道がある丁字路に出ました。進行方向から見て直進すると鳥居本
右に曲がると武奈・米原
さっきの道には比婆神社と書かれてあります。
今回はそのまま直進し、鳥居本に向かいます。
狭くて湿気った舗装林道を抜けると、別の道に合流しました。
滝谷武奈線に多賀醒井線が合流してくる男鬼峠と言う場所です。
脇には手書きの案内板がありました。少し読みにくいかも知れませんが、下の控えめな字が現在地です。
さっきの比婆神社や丁字路の看板も書かれているので、結構分かりやすいですね。
振り返ったところ。
右下から来たのですが、こうやって見ると薄暗くて不気味な雰囲気です。
その隣の茶色い看板には、左が林道で右が市道と書かれていました。市道…?
峠を直進…と言うか左折して、笹尾方面に向かいます。
ここからは林道 滝谷武奈線になります。
すぐに分かれ道があるので右に進みます。
左の道も結構良い雰囲気でしたが、また今度。
綺麗な舗装林道です。結構グネグネしながら下っていきます。
途中にあった採石場跡のような場所。ここ以外は猿と遭遇したぐらいで、特に見どころも無かったので一気に下りました。
広めの道に突き当たりました。
県道239号線に出てきました。今回の舗装林道巡りはこれにて終了です。
脇には林道の看板などがありました。
なかなか物騒な看板が…。
この滋賀と岐阜三重の県境は熊がよく出没する地域なので、実は秋になる前に行っておこうと思っていたのです。
今回のルートはこんな感じになりました。
多賀永源寺線が通行止めだったのが惜しいですが、とりあえず行きたかったところは行けました。気になる道もあったので、まだまだ探索のしがいがある場所です。
帰りはすっかり暗くなってしまいましたが、良いツーリングができました。